
上の画像は学校の黒板の様に見えますが、黒板クロスです。
黒板クロスは弊社でも結構人気があるアクセントクロスですが、大半の方は色味や風合いで採用されて黒板として使用されている方は少なめです。
ただ、「チョークで自由に描き消しができる黒板のような壁紙です。」とメーカーが謳っている以上、チョークで描いて消す前提で利用しようと考えることは普通のことです。
今回のご依頼者も7年前にお子様が自由に描いてお絵書きや学習が出来るように廊下に黒板クロスを張られたそうです。

数回、使用するうちに思うように奇麗に消せない、チョークの粉が落ちて隙間に入って取れないことなどから使用を中止したそうです。

黒板クロスは確かにチョークで描いたものを消すことは出来ますが、広範囲に描いたものを完璧に取り除くことは難しいようです。
弊社でも以前にサンプルクロスで試したことがありますが、TESTの文字を書いて消すだけなので消せましたが、広範囲では奇麗に消すことは無理なようです。
メーカーの黒板クロス専用サイトをよく見ると「取り扱い上の注意」に以下のように書かれています。
お取り扱い上の注意
- チョーク以外は使用しないでください。汚れや傷の原因になります。
- チョークを使用した場合、粉が落ちますのでご注意ください。
- チョークを消す際は、まずブラシや黒板消し等でチョークの粉を落とし、マイクロファイバークロスで丁寧に水拭きをしてください。
- 壁紙表面に水分が残っている状態での書き込みを避け、表面が乾いた状態でご使用ください。チョークの粉が固まって除去できなくなる恐れがあります。
- 消去性は一般的な黒板同等程度です。繰り返し書き消しを行うと完全にきれいな状態に戻りませんので予めご了承ください。
メーカーも注意喚起はしていますが、黒板クロスの専用ページをご覧にならずに注文された場合には知らなかった性質だと思います。
黒板クロスはあくまで「こんな性能がありますよ」程度だとご理解された上で楽しむのがいいかと思います。
今回、張り替えを希望されたのは売却をするために黒板クロスから元のクロスに近いものに張り替えをして購入希望者に違和感がないようにしたいとのご希望で張り替えをしました。

貼り替え後は他の壁面と比べて違和感が無い状態になりました。
クロス張り替え作業

張り替え前の状態です。

張り替え作業前に廊下に毛布養生とビニール養生を行います。

黒板クロスを奇麗に剥がします。

黒板クロスを使用しなくなってから、壁にアンカーを打ち込んで壁掛けを設置していたそうで結構な数のアンカーがありましたので飛び出しているアンカーの頭を壁とフラットになるようにカッターで切り落とします。

カットしただけですと凸凹が壁紙に出てしまいますから、パテ処理を3回行って壁と段差が出ないように調整処理しています。

かなりの数のパテ処理になりました。

予め糊付けした壁紙を張って完成です。
今回はアクセントクロスを売却のために元の状態に戻す張り替え作業でしたが、お客様には大変喜んで頂けました。
施工価格に含まれるもの
アクセントクロス張替えの施工価格には以下の費用が含まれています。
| アクセント壁紙代 | 壁紙の料金になります。 |
| 既存壁紙めくり代 | 既存壁紙を綺麗に剥がす作業です。 |
| 軽微な下地補修 | 軽微な凹みや傷、破損があればパテ修理などをします。 |
| 旧壁紙処分費 | 壁紙など張替えで出たゴミを処分。 |
| 壁紙張り手間代 | 選んで頂いた壁紙を綺麗に張る作業です。 |
| 1年間のアフター保証 | 張替え後1年間のはがれ保証がついてます。 -詳しくはこちら- |
※施工事例価格につきましては施工当時の価格になりますのでご容赦下さい。
※無料にてお見積りをさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。











