壁紙は仕上がってしまうと石膏ボードの状況は見た目では分かりません。
分譲マンションの場合には多くの職人がクロス張り工事を請け負っていますから中には今回のようなケースも珍しいことではありません。
張替え前の状態
一見するとまったく違和感のない状態でこれからご紹介する状態が隠されていることは分かりません。
壁紙を捲り始めました
アクセントクロスへ張替えを行うために、まずは既存の壁紙を剥がしていきます。
進めていくと・・・。
石膏ボードにくっきりと分かる切り傷が一筋付いています。
見やすくトリミングした寄った写真です。
切り傷の正体
この切り傷の正体は壁紙を張り合わせてカッターで壁紙を切る際に力を入れすぎて石膏ボードまで切ってしまった為に起こるカッター傷になります。
放置しておくとどうなるか?
このカッター傷を放置しておくと壁紙と壁紙の繋ぎ目が開いてしまう目隙という現象が起こることになります。
また、深くカッターが入ってしまっている場合には石膏ボードが割れやすい状態になってしまいます。
今回まだ目隙が起こっていなかったのは新築マンションで竣工したばかりでまだ日数が経過していなかった為だと思われます。
予防はできないのか?
弊社では熟練職人でもミスは起こす可能性があることから必ず下敷きテープを使用してカッター傷を石膏ボードにしないように厳守しています。
動画に下敷きテープについて説明していますのでご参考に御覧ください。
※BGMが流れていますので音量にご注意ください。
考えられる予防策を取ることで「目隙・捲れ」の保証を1年間お付けすることが可能になっています。
カッター傷を補修
このままでは壁紙を張ることは出来ませんので石膏ボードをしっかりと補修します。
石膏ボードの本体まで深く切られていたためにボードの上紙がカールしていたためにその部分を丁寧に切り落とします。
損傷している上紙を切り取った状態です。
切り取った部分をパテで補修をします。
全体で見ると1M程度損傷していたことが分かります。
パテが完全に乾いたらペーパーで調整をして補修は完了です。
ブルー・グレーの壁紙へ張り替えて完成です。
しっかりと補修もしましたので目隙が起こることは無いとは思いますが万一起こりましたら1年間の長期保証が付いていますので安心です。
また、目隙などは起こるとすれば張替え後3ヶ月程度で起こりますので十分な期間を保証させて頂いております。
今回使用した壁紙
今回、アクセントクロスに選んで頂いた壁紙はリリカラのLW4636になります。
「モリスヘリテージカラーズは、モリス商会の保有していたログブック(元帳)からインスピレーションを受けた無地壁紙のシリーズです。モリスヘリテージカラーズ<サンドストーン>は、砂岩調のテクスチャーで、表面の凹凸の繊細さと、さらっとした質感が特長です。
ヴィクトリア朝時代、紙は高価だった為、学校ではスレートボードにチョークで文字を書いていました。ブルーグレーは人気のカラーです。」(メーカーより)
施工価格に含まれるもの
アクセントクロス張替えの施工価格には以下の費用が含まれています。
アクセント壁紙代 | 壁紙の料金になります。 |
既存壁紙めくり代 | 既存壁紙を綺麗に剥がす作業です。 |
軽微な下地補修 | 軽微な凹みや傷、破損があればパテ修理などをします。 |
旧壁紙処分費 | 壁紙など張替えで出たゴミを処分。 |
壁紙張り手間代 | 選んで頂いた壁紙を綺麗に張る作業です。 |
1年間のアフター保証 | 張替え後1年間のはがれ保証がついてます。 -詳しくはこちら- |
※施工事例価格につきましては施工当時の価格になりますのでご容赦下さい。
※無料にてお見積りをさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。