この写真をご覧になって違和感がありませんか?
縦に入った一筋の線!
これが目隙(めすき)という現象で張ったクロスとクロスの間に隙間が出てしまう何ともみっともない現象です。
アクセントクロスの場合にには写真のような柄のあるクロスを張るケースも多く、柄と柄の間に目隙が発生すると見た目が悪く残念な見栄えになってしまいます。
この目隙が起こる原因のひとつにはクロスを張り合わせる際に下敷きテープを使用せずカッターの刃が下地である石膏ボードまで切ってしまっていいる場合に起こります。
弊社では必ず下地保護用の下敷きテープを使用して下地にカッターの刃が入ってしまうのを防止しています。
内装業者の中にはプロならそのようなことをしませんと言っている方もお見えになりますが、プロなら防止策を取るのが当たり前だと弊社では考えております。
また、下地である石膏ボードは熱を受けると沿ってしまう性質があります。
壁紙のつなぎ目処理の際に、誤ってカッターの刃が下地である石膏ボードまで届き切ってしまうと時間の経過とともに石膏ボードが熱などで沿ってしまいカッターで損傷を受けた部分の亀裂が原因で、ある日突然にポッキと石膏ボードが折れてしまう事があります。
つなぎ目の処理に不具合がある場合には壁紙と壁紙のつなぎ目に隙間ができるだけでなく、石膏ボードまでもが折れてしまうこともあることからその様な事象を防止する面でも下敷きテープは重要な役割をしているのです。
クロス張りのプロとして弊社ではこのような目隙に対して張替え後1年間の長期保証補修制度を設けていますので万一目隙が発生してもしっかりと対応させて頂きます。
なお、通常目隙が発生する場合は張替え後3ヶ月程度の間に発生することが一般的です。
動画でわかる下敷きテープ
こちらのページにも目隙について書いていますのでご参考にして下さい。